ベトナム戦争の概要を短時間でつかめる本

ベトナムの現代史を語る上で避けては通れないベトナム戦争
1975年の終結から既に40年を超え、自分も含めて当時を知らない世代も徐々に増えてきています。
僕自身も、ベトナムに住んでいながら、当初は基本的なことでさえ十分な知識を持っていませんでした。

ベトナム戦争については数多くの書籍が出版されていて、またベトナム戦争をテーマにした映画も少なくありません。
ただし、書籍の多くは読み応えのある解説本や手記が中心で、初学者が1冊目として手に取るには若干ハードルが高いです。
映画も当時の様子の一端をイメージを持って理解するには良いですが、全体像を一通り理解するには情報量がやや不足します。

今回ご紹介する池上彰氏の「そうだったのか!現代史」はベトナム戦争に特化した本ではありませんが、全18章のうちの1つ(第10章)がベトナム戦争についての解説になっていて、平易な語り口で必要な情報がコンパクトにまとめられています。
ベトナム戦争がどういった経緯で起こり、状況がどのように進んでいったのかがわかるだけでなく、フランス、アメリカ、ソ連、中国、韓国、カンボジア、そして日本とベトナム戦争との関わりについても一定程度把握できます。
第10章だけであれば、30分前後で読み終えることが可能です。

そうだったのか!現代史 (集英社文庫)

そうだったのか!現代史 (集英社文庫)

 


歴史の教科書や授業であまり触れられない現代史を、池上流の解説でわかりやすく解き明かしてくれている本書は、数ある著者のベストセラーの中でも多くの支持を集めている一冊です。
他章もあわせて読むことで、同時代に世界で起きていたことと、世界の現代史の流れの中でのベトナム戦争の位置づけがより深く理解できます。

ベトナム戦争という名前は知っているけど詳しくは理解できていないという人にとって、まず初めに読むにはおすすめの一冊(一章)です。