片づけ実践記

昨年末の記事でも少し触れましたが、昨年後半、約3ヶ月くらい、週末の空いている時間を使って、家の片づけを大々的にやりきりました。
それまでは、机とかテーブルの上にモノがあふれかえった結構悲惨な状態だったのですが、全部でゴミ袋20袋分くらい処分して、今はすっきりした状態を維持できています。

そもそも片づけをしたいと思ったのは、仕事のスピードや生産性を飛躍的に上げたいと思ったことが大きな理由の1つです。
そのためには、小手先のテクニックではなくて、根本的なところから見直さないといけないと思いました。

片付けと仕事は、一見結びつかないようにも思いますが、安定的にハイパフォーマンスを継続していくには、こころが常に整った状態にある必要があります。
家が散らかっていると、調子がいい時はよくても、そうでないときに立て直しにくくなるときがでてきます。
また、散らかっているモノそれぞれからいろんなん情報が飛び込んでくるので、どうしても意識が散ってしまいます。

確か税理士の人の話だったと思うのですが、仕事柄いろんな人の家を訪問して感じるのは、仕事ができる人や収入が高い人の共通点は家が片付いていること、という話をもう何年も前に何かで聞いたのも耳に残っていました。

実際に片づけを進めていく上では、ベストセラーの『人生がときめく片づけの魔法』を参考にしました。
この本自体は数年前に一度読んで、少しだけトライしてみた時期もあったのですが、そのときはほとんど片づけできず、今回あらためてよく読んでみました。

著者は、子供のころから整理整頓することに魅せられた自称片づけのプロ、片づけオタクという人ですが、最初から片付けが得意だったわけではなく、雑誌で紹介されている収納法を試して挫折したり、要らなくなったものを人に「プレゼント」して押し付けてみたり、多くの人が直面する失敗も経験しています。
また、片づけコンサルタントとして、多くの片付けが苦手な人を指導し、誰もが壁にぶつかりそうなポイントについてもよく理解して、対処法が書かれていて説得力があります。

本に書かれている片づけの方法は非常にシンプルで、一言でいうと「①モノ別に捨てる→②モノの定位置を決める」という2つの手順だけです。
ベストセラーになるだけのことはあって、読み進めるうちに自分でも片付けがうまくいきそうな気がしてきます。

ただ、さあやるぞと実際に片づけ作業を始めてみると、それは想像以上にしんどいものでした。
まずはとにかく捨てないと始まらないので、本の通り、モノ別に処分していきます。
順番は、衣類、本類、書類、小物類、思い出品の順。
収納から1つ残らず出して、1箇所に集めて、1つ1つ手に触れながら捨てるものと残すものを決めていきます。

この仕訳けていく作業がかなり疲れました。
家の隅々から全てのモノを集めて残すか捨てるか決めるということは、言わば、これまで寝ていたモノを一気に起こしてきて、いつもはその存在を無視していた多くのモノについて、1つ1つ考えないといけないということです。
普段、短時間でそんなふうに、いろんなモノに次から次に向き合うことはないので、脳がフル回転して結構疲れます。

片づけは、「一気に、短期に、完璧に片づける。一気に終わらせれば、リバウンドしない。」というのが著者の理論なのですが、というよりもむしろ、この作業は繰り返しやりたくはない、と片づけをしながら思いました。
やはり、モノはそのときに処理をして、その役割が終わっていれば処分し、そうでなければその時に保管場所を決めてしまう、というのが一番合理的だなと実感しました。

約3か月間、トータルで1週間程の時間をかけて、自分なりに片づけを行い、部屋が以前とは見違えるような状態になりました。
最近でこそ違和感がだいぶなくなってきつつありますが、毎日起床・帰宅すると、自分の家じゃないみたいな感覚があります。
片づけ開始前の写真を参考のために撮っていたのですが、今見比べるてみると、差がすごいです。

家が片づいた状態になってよく分かったのは、モノの定位置を1つ残らず決めるということはすごく大事だということです。
何かを探しているときに、「あれはここにある」というのがすぐわかる、もしくは、「あるとしたらここ、もしここになければない」と思えるのは本当に楽です。

これまでにも、お金については、数年前からマネークリップとコインホルダーで紙幣もコインもきちんと直す場所のルールを決めて管理していました。
紙幣は金額ごとに大きいものから小さいものに金額ごとに並べて、マネークリップに収納しています。

紙幣の向きを揃えて順番に並べてしまっておくとお金が貯まる、という話も聞いたことはありますが、僕がそれを続けている理由は、とにかくそのほうが楽だからです。
直すときに整理して並べてしまっているので、支払いの時に、いちいち必要な紙幣を探す手間が省けます。
探す手間に比べたら、直す手間は決められたルール通りにやればいいだけなので大したことはありません。

家でも、モノの定位置を決めるということは、それと同様の効果があって、家の場合は毎日の生活にかかわるので、より影響が大きい気がします。
どこにあるかわからない、あるのかどうかさえはっきりわからないモノを、散らかった家の中から、イライラしながら探す時間は無駄です。

最初に書いたように、今回の片づけの目的は、仕事の生産性を高めることにあって、片づけはその1歩です。
一度片づけるとリバウンドしないということを信じていいのかまだ半信半疑ではありますが、この状態を維持して、次に進んでいければと思います。

人生がときめく片づけの魔法

人生がときめく片づけの魔法