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ベトナム人に日本で買ってきてと頼まれるモノ

ベトナムに住んでいる日本人なら多くの人が経験することの1つが、日本に一時帰国するときに、会社のベトナム人従業員やベトナム人の友人・知人から「〇〇を買ってきてください」と頼まれることです。
リクエストは、食料品や化粧品、サプリメント、日用品から電化製品までさまざまです。

なぜベトナム人は日本での買い物を頼むのか?
その理由は、ベトナムではまだ売られていない日本でしか買えないものがあり、日本製への信頼感が非常に高く、日本で買ったほうが安いからです。

確かに、ベトナムは年々成長を続けていて、一通りのモノは揃います。
特にハノイ市内では大型のショッピングモールの出店ラッシュが続いていて、今はちょうど、市場での買い物からスーパーでの買い物への移行期です。

とはいえ日本でしか買えないものもまだまだあります。
以前の記事で、Asusの持ち運び可能なタイプのモニターがベトナムでは販売されていないという話を書きましたが、モノはあっても、多様なニーズに応えた種類が不足していたり、日本的な、細部まで配慮が行き届いた商品は手に入りにくかったりします。
そこにいくにはベトナム全体の経済がもう少し豊かになり、需要が喚起され、販売網が整備されるまで待つ必要がありそうです。

もう1つはベトナム人のMade in Japanへの過剰なまでの信頼感と、Made in VietnamもしくSold in Vietnamへの不信感です。
ほとんどのベトナム人は、ベトナム製はもちろん韓国製や中国製など他国のモノと比べても、日本製は、安全・安心・高性能・高品質だということを信じきっています。
そうやって思ってもらえることは日本人の1人としてとてもありがたいことですが、僕の感覚では、ベトナム人のそれは、実質よりもやや上回っているので、その思い込みが崩れた時の怖さも若干感じています。

一方、ベトナム製のモノは、たとえば化粧品に有害なものが含まれていたり、日本製と書いて同一パッケージで売られているものでも、中身がすり替えられているという疑念を抱いています。

そういう事情で、ベトナム人はそのものが日本製かどうかを気にします。
当然、日本で売られていても中国製やタイ製のモノもたくさんあるわけですが、そこは、同じ中国製でも、日本の消費者は厳しいので、より品質の良いものが売られているからそれでもいい、という反論が返ってきます。
日本の消費市場としての競争力まで理解しているというのはすごいです。

そこに加えて、日本人の知り合いから購入することができるのですから、輪をかけて信頼感を高めているのは間違いありません。
知り合いの日本人に買い物を依頼できることは、規模やポジションにもよると思いますが、ベトナム人が日系企業で働くメリットの1つかもしれません。

そして、3つ目の理由が価格です。
最近では、ハノイにイオンモールもできたので、イオンのプライベートブランド製品の一部を買うことも可能ですし、パパママショップと呼ばれる個人商店で日本製品を集めて販売しているところも増えてきたので、日本の食料品や日用品をハノイで調達することも可能になってきました。
ただし、価格は日本の1.5~3倍くらいします。

ダイソーなどの100円ショップも少しずつハノイでの展開を広げていますが、こちらでは40,000VND(約200円)均一ショップとして出店しています。
ユニクロベトナムでの出店を始めていませんが、堂々とユニクロのロゴを掲げた小さなお店が街中にあり、(おそらく本物の)ユニクロの服が売られていますが、当然割高です。

一方、ベトナム人に買い物を頼まれたときは、当然お金は払ってもらいますが、それでマージンを取ったりするわけにもいかないので、ベトナム人にとっては、価格はベトナムで買うよりもかなり安くなります。

以上のような理由を考えると、ベトナム人が日本人に買い物を依頼するのもわかります。

ベトナム生活情報サイトVIETJO Lifeに、訪日ベトナム人の1人あたりの買い物額が約75,000円というアンケート結果が出ていますが、僕は全く驚きを感じません。
爆買いというと中国人のイメージがありますが、ベトナム人も負けてはいません。
実際に、ベトナムの空港で山のような段ボールを持って家路につくベトナム人をよく見かけます。

ベトナム航空ベトナム-日本線の預け荷物の制限が標準で40kgまでと多く、個数制限なしであることも一役買っていると思います。
さらに、最近は事前に申請しておけば5kgあたり10$で制限を増やすことも可能になりました。

さすがに爆買いのような大量の依頼を一人から受けることはありませんが、それでも全部受け付けていたら大変なことになるので、大きさや重さを見ながら可能な範囲で買ってくるようにしています。
また、一時帰国の際は、限られた時間の中で通常の仕事もしながら他のプライベートの用事を済ませたりする必要もあるので、買い物に時間を取られないよう、できるだけ事前にAmazonなどで注文しておくようにしています。

それでは、下記に実際に頼まれたことのあるものの一部を紹介します。

・食料品
味付け海苔、ふりかけ、わさび、チャーハンの素、カレーのルー、お酒

丸美屋 のりたま 大袋 58g×10袋
 

日本食も結構人気が出てきてます。

・化粧品、医薬品、サプリメント
香水、コラーゲンマスク、化粧水、ハンドクリーム、スピルリナ冬虫夏草グルコサミン、体温計

KOSE クリアターン ホワイト マスク CO d (コラーゲン) 5回分 (22mL×5)

KOSE クリアターン ホワイト マスク CO d (コラーゲン) 5回分 (22mL×5)

 
スピルリナ100% 【2000粒+400粒増量】1粒200mg(約2ヵ月分)

スピルリナ100% 【2000粒+400粒増量】1粒200mg(約2ヵ月分)

 

スピルリナは結構いろんな人から頼まれるけど、何に効くのかいまいちよくわかりません。


・日用品、衣類
ブラックキャップ、アリの巣コロリ、透明の傘(コンビニや100均で売ってる普通の傘)、ボールペン、100円均一の小物、スーツケース、ユニクロの衣類、サングラス、カイロ、シャンプー、ボディーソープ

アース製薬 ブラックキャップ 12個入り

アース製薬 ブラックキャップ 12個入り

 
アース製薬 スーパーアリの巣コロリ 2.1g*2個入

アース製薬 スーパーアリの巣コロリ 2.1g*2個入

 

ベトナムのゴキブリやアリにもよく効くようです。

ゼブラ 水性ボールペン サラサクリップ 0.5 青 10本
 

 ベトナムのペンに比べると書き味が全然違います。ちなみにベトナムでは基本的にサインは青色で書きます。


・電化製品
iPhoneiPad(含中古)、炊飯器、デジカメ、コンポ、腕時計

象印 圧力IH炊飯器 1升 ステンレスブラウン NP-NI18-XT

象印 圧力IH炊飯器 1升 ステンレスブラウン NP-NI18-XT

 

さすがに炊飯器を買ったのは今までに1回だけですが、ベトナムでは変圧器も比較的安く売られているので、消費電力の大きい電化製品も容易に使用できます。
ちなみに僕は、ベトナムで買った炊飯器を使ってます。。

実際に買い物リクエストを受けていると、ベトナム人はこんなものが好きで、欲しいのかというリアルな要求がわかります。
ベトナムへ出張で訪れるときにお土産で迷ったら、空港で買ったお菓子よりも日用品などのほうが意外と喜ばれる?かもしれません。