超少額・超保守的 株式投資(始め方編)

株式投資に興味はあるけど、何から始めればいいかわからない。
買ってみたい銘柄はあるけど、株式投資に使えるお金はそんなにないし、いきなり大金をつぎ込むのは怖い。
かといって投資ゲームではちょっと物足りない。
そんなときに最適なのが、低リスクで少額から始められる単元未満株での投資です。
僕自身も社会人1年目に株式投資を始めたので、当時は余裕資金がほとんどなく、それでも実際に株式投資をやってみたかったので、いろいろ調べた結果この方法に行きつきました。
 
通常、株式を取得する際には、会社ごとに単元株数というものが設定されています。
単元株数とはその株式を取得するのに最低限購入必要な株式の購入数のことです。
たとえばトヨタ自動車の株であれば、単元株数は100株です。
トヨタの株価は2016年1月8日現在、1株6,864円ですので、6,864円/株×100株で686,400円(+手数料)が最低購入代金になります。
トヨタの最低購入代金は高めですが、他社の株式でも、通常単元株を購入するためには、だいたい数万円~数十万円程度が必要です。
 
しかし余裕資金の少ない個人投資家には金額が大きいし、一つの企業にそれだけ投資するのも高リスクです。
そこで登場するのが単元未満株ですが、これを利用すると、単元株に満たない数でも(1株からでも)購入することが可能で、SBI証券カブドットコム証券、マネックス証券などのネット証券で取引できます。

極端な話、1株100円の株であれば100円からでも購入可能ですが、さすがに100円だと手数料数十円を払うと割高すぎるのでおすすめはしません。
 
ただし、当然ですが、単元未満株には単元株での購入と比べると多少のデメリットがあります。
主なデメリットは、
株主総会での議決権がない
株主優待の資格がない
・取引時間に制限がある
・売買手数料が割高
・NISA(小額投資非課税制度)での「売買手数料0円」が適用されない。
などです。

株主総会株主優待については、そもそも少額投資で、経営に口を出したり優待を受けたりするほど投資していないのでしょうがないです。
また取引時間に制限があり、指値での注文(事前に指定した価格で売買を発注し、一定期間その価格にならなかった場合には自動で発注がキャンセルされる)ができず、寄付き(次の市場が開いた時に付けられる最初の価格)での売買となるため、売買が成立するまで正確な価格がわかりません。

たとえば、SBI証券東証の株式を15:30~21:30に単元未満株で発注した場合、翌日午前中のマーケットが開く時間(9:00)の最初の価格での売買となります。
ただし、注文してから次の市場が開くまでに株価が大きく上下することは稀ですし、日本の証券取引所では値幅制限(株価が1日に変動できる上下の幅の制限)があるので、一定以上暴落することはありませんし、リスクの幅を事前に知ることが可能です。
 
その他気になるのは手数料ですが、確かに若干割高です。
SBI証券の場合、単元株で売買するときには、1日10万円までの取引について、手数料は消費税込103円(アクティブプランの場合)。
一方、単元未満株取引の場合、手数料は約定代金の0.54%(消費税込)で、最低手数料が消費税込54円です。
グラフにするとこんな感じ。
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1日に1銘柄だけを数万円で購入する場合を想定すると、単元株でちょうど数万円で購入できた場合、手数料は一律103円(ただしNISA口座を利用する場合は手数料0円)。
一方、単元未満株で購入した場合は、54円から始まって、10,000円を越すと購入代金の0.54%となります。
100,000円買った場合手数料が540円で、単元株の手数料103円の約5倍になりますが、10,000円以上19,074円未満の場合、単元未満株の方が返って手数料が安くなったりもします。
そもそもネット証券の手数料は非常に安く設定されているので、単元未満株の場合でも気になるほど高くはないと思います。

ちなみに、最近よく耳にするNISA(小額投資非課税制度:毎年120万円までの投資による利益の税金が0円になる)については、単元未満株でも利用可能ですが、「(一部のネット証券会社で)国内株式売買手数料が0円になる」というもう一つのNISAのメリットは、SBI証券カブドットコム証券、マネックス証券のいずれでも単元未満株については例外となっています。
また、売買手数料に係る消費税についてもNISA非課税枠の対象外です。
 
デメリットはこのくらいで、その他、配当については、単元未満株でも受け取ることが可能です。
たとえばトヨタ自動車の年間配当は過去5年の平均が約111円/株でしたので、今年も同額もらえると仮定し、現時点の価格で5株(34,320円)を単元未満株で購入したとすると、555円(税引き前(NISAを適用した場合、税引は無し))が配当されます。
また決算期には、ご丁寧に決算資料なども送られてきます。
 
以上、少額投資を始めるための単元未満株のご説明でした。
次回は、口座を開いた後、どの株を選ぶかについてご紹介します。