デレク・ジーターからマーリンズファンへの手紙

元アメリカ大リーグニューヨークヤンキースのキャプテンを務めた名プレーヤー、デレク・ジーターが、イチロー選手が所属するマイアミ・マーリンズの新オーナーに就任し、注目を集めています。
既にフロント陣の人事刷新を断行し、イチロー選手を含めた各プレーヤーおよび監督コーチ陣の今後の去就にも注目が集まっています。

ジーターは、今回マーリンズを買収し新オーナーに就任するにあたり、マーリンズファン宛の手紙を公開しています。
今回は、その手紙の日本語訳を掲載します。


ようこそマイアミへ。 ビエンベニードス(スペイン語で「ようこそ」の意)、ア、マイアミ。

私は初めて旅行でフロリダを訪れたとき、その言葉を耳にしました。
当時私は高校生で、(進学先候補の)マイアミ大学に招待されていました。
私はまだ17歳で、マイアミは私がそれまでに訪れた場所の中で最も遠い場所でした。

スペイン語を耳にすることだけが目新しかったわけではありません。
マイアミでのすべてが、違いを感じさせてくれ、刺激的でもありました。
そこで何をしたのか、あるいは週末にどこへ行ったのか、正確には思い出せません。
ぼんやりした記憶です。
ですが今日にいたるまで、私がそのときどう感じていたかは胸に残っています。
音楽も、天気も、多様性も、マイアミがどれほど生き生きとしていたかを覚えています。

1つ目に飛び込んできたのは、人々が誇りをもってマイアミについて語る様子でした。
私が出会った人々は皆、彼らの街がとても特別であることをわざわざ私に伝えようとしているようでした。

しかし過去を振り返るのはこのくらいにしておきましょう。
今ここで私は将来について語りたいと思います。

今日はマーリンズのベースボールにとって、新しい時代の始まりの1日です。
新しいオーナーシップグループを代表して、私は我々の未来のビジョンについてお話ししたいと思います。

私は予測をするということが得意ではありません。
私はこれまで、私がしていることすべてのことに「言い訳をしない」という精神を持ってきました。
そして私は、勤勉であることと鍛錬を重ねることが、時と共に報われると信じています。
だから私は、どんな予測をすることもありませんが、私はいくつかの約束をします。

私たちは勝利する文化を育てるつもりです。
私の考えでは、正しい方法で正しいことを何度も繰り返し行うことが、持続的な成功につながります。
私は、勝利と敗北についてのみ話しているわけではありません。
確かに試合に勝利することは誰にとっても非常に重要です。
しかし、組織全体で勝利する文化を育むことも重要です。
それこそが最も重要なことであり、その旅は今日始まります。
それは一晩では成しえません。
しかし、我々オーナーシップグループは、このコミュニティが誇りに思えるチームを築くことに専念します。

私たちはこのコミュニティの文化と多様性を祝福するつもりです。
これはマイアミのチームです。
私たちはこのコミュニティをすばらしいものにすることを祝福することに尽力します。
時がたつにつれ、皆さんが我々を一つの組織として理解してくれることを望みます。
そしてもっと重要なことですが、我々は皆さんのことを知りたいと思っています。

我々はマーリンズの組織を信じています。
実際には、このチームを購入するまでの道のりは長いプロセスでした。
時には心が折れそうになることもありました。
しかし、我々はこのプロジェクトにこだわりました。
なぜなら、我々はマイアミを信じていますし、この組織を信じているからです。
そして、皆さんのサポートがあれば、私たちは良い方向へ導くことができると信じています。

このコミュニティはいつも私を歓迎してくれました。

今こそ恩返しをするときです。

マーリンズベースボールの次の時代が今始まります。
共に楽しみましょう。それがマイアミのスタイルなのですから。

JETER 素顔のThe Captain

JETER 素顔のThe Captain